東京書籍版

教科書型算数指導法

クラス全員のわかった!
を目指す

小学校算数6年間
1,000時間の指示発問集

「おしゃべり算数」の授業とは何か。

教科書の意図を読み取り、教科書の流れに沿って進める授業
教科書の内容を細分化した、指示発問で組み立てる授業 
児童自身がおしゃべり(説明)することで、内容を理解していく授業

クラス全員のわかった!を目指す

そのためには…

  • 下位群児童の目線(動線)を意識した、指示発問集を作る。

  • 教科書に記載されている挿絵・図表を、全て利用する指示発問集を作る。

  • 小学校算数 6年間、1000 時間の指示発問集を作る。


「指導案集」の意義、使い方

この指導案集は、文字ばかり並んでいて、使いづらい。
もっと、画像を取り入れるとか、動画にすることはできないか。
「指導案集」には、このような指摘があります。
確かに文字列ばかりで、パッと見て授業のイメージが出てこない。
その通りです。

この「指導案集」を、次のような視点で、ご覧いただければありがたいです。
この「指導案集」は、音楽で言うと「楽譜」にあたります。
「楽譜」を見れば、曲の基本的な流れは確認できます。
でも、音符などの記号だけなので、どこに感情を込めて演奏すればいいのか、はっきりとはわかりません。
それは指揮者あるいは演奏者の技量に委ねられます。

同じように、「指導案集」を見れば、授業における教師の行動(発問・指示)は再現できます。
でも、その発問・指示は、何のために発せられたのかは書いてありません。
でも、 この指導案集の流れの通りに授業を進め、 指導案集の通りに発問・指示すれば、単元末テストクラス平均90 点以上になることは確かです。
なので、「指導案集」を「楽譜」レベルでご覧いただきたいのです。
向山洋一氏は、次のように言っています。

  • 授業を構成している骨格は「発問」と「指示」なのだ。

  • あらゆる指導の準備は、「発問」「指示」に集約される。

(1985 年「授業研究」誌 3 月号)

洗練された発問・指示は、子どもたちを動かします。
なので、発問・指示の、一字一句に注意しながら書いたつもりです。
その発問・指示をそのまま発すれば、子どもたちは動くことをイメージして書きました。
読者諸氏の加除訂正をお願いします。

算数授業の進め方

これは、 「教科書の流れ」をもとにして授業を進めたい先生方のための、 指導案集です。
これは、1単位時間に発せられる、教師の「指示・発問集」です。
その指示・発問は、下位群児童も動けるように「細分化の原則」でまとめています。
「一時一事の原則」と「簡明の原則」を意識しながら、まとめています。

授業には、リズムが必要です

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「読む」リズム

追い読み、復唱、一斉音読などから生まれます。

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「書く」リズム

教科書の丸囲み、下線引き、キーワードやサブワードなどを、タイミング良く教科書に直接書き込むことで生まれます。

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「話す」リズム

「おしゃべり説明」を繰り返し練習し、「説明の型」に沿ってスラスラと話せるようになることで生まれます。

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「聞く」リズム

上記のことを、テンポ良く進めることで生まれます。

この指導案集を直接持ちながら、
授業をすることはできません

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なぜなら…
教師の目線が児童に届かず、授業のリズムが崩れるからです。
この指導案集には、「激励の原則」と「個別評定の原則」に関する記述はありません。
それは、その場の様子により、変化するものだからです。
しかし、児童への激励や評価なしで授業をすれば、授業のリズムは保てません。
この指導案集は、『事前に目を通し、授業の流れをつかむためのもの』
とご理解下さい。

指示・発問の発言を吟味するための授業研究には、
かなり有効と確信しています。